三中全会が中国の構造転換の扉を開いた ローチ氏

三中全会が中国の構造転換の扉を開いた ローチ氏。 三中全会の「決定」をみると、今回の会議の成果は私の楽観的予想を超えるものだった。それは「次の中国」に向けた重大な構造転換の扉を開いた。元モルガン・スタンレー・アジア地区会長で現在米エール大学で教鞭をとるスティーブン・S・ローチ氏は以上のように述べた・・・

タグ: 中国の構造転換

発信時間: 2013-11-20 16:43:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)は中国の改革と経済政策の決定的転換の象徴となると私は長年期待をふくらませてきた。三中全会で発表された「決定」をみると、今回の会議の成果は私の楽観的予想を超えるものだった。それは「次の中国」に向けた重大な構造転換の扉を開いた。

 

市場の役割が「基礎的」から「決定的」に変わるということは中国の経済戦略の重要なブレークスルーを意味する。これは市場が決めた価格が経済資源や金融資源の配置においてより重要な役割を発揮するということで、中国を長年苦しめている数々の不均衡問題を解決するのに極めて重要になる。

 

中国は経済成長方式の方面で大きな構造調整を実現しなければならないという共通認識が長い間あった。三中全会で発表された「決定」はこの方面で非常に希望が持てる。中国経済のリバランスには国内の個人消費の強力な支えが必要という点では誰も異議がない。第12次5カ年計画(2011-2015年)で、サービス業の発展を通じて雇用を生み出し、都市化を利用して所得を増やし、社会的安全網の整備を通じて住民の将来に対する不安を減らすことで予備的貯蓄を減少させるという経済のリバランスの主な柱が打ち出された。これまで政策の重点は主に雇用機会の創出と都市部の所得増加に関するものだった。

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