日本は地域安全の維持を理由に、来月下旬に東京で開かれる「日・ASEAN首脳会議」で、東南アジア諸国との海洋安全保障協力関係を拡大する意向を示す。情報によると、この声明の起草は日本中心で進められている。
同声明は日本と東南アジア諸国の海洋防衛における協力を促すものであるため、一部からはその動機について、中国に対するさらに踏み込んだけん制と指摘されている。11月21日付シンガポール華字紙『聯合早報』が伝えた。
日本が中心となり起草する宣言は、「友好の展望」を主題としており、多くの内容がすでに決められている。日本は安保問題を重視しており、海洋問題でASEANと「一体化」する方針を固めようとしている。これは東南アジアの一部の国も、中国との間に海洋を巡る係争を抱えているためだ。日本はこのような海洋防衛の協力を通じ、中国に対する防御を実施する。
安倍晋三首相は就任後、ASEAN重視の外交政策を即座に打ち出した。安倍首相は1年未満の期間に、すでにASEAN10カ国の歴訪を終えた。安倍首相は11月17日にラオスを訪問した際に、「ASEAN諸国と新たな協力を展開したい」と述べた。