安倍首相の目的は、ASEANで日本のかつての影響力を取り戻すことだ。日本は来月の日・ASEAN首脳会議で、日本が東南アジアとの提携を強化するのは平和のためであり、「地域・世界の平和と安定のために、(日本は)より積極的な役割を演じる」という内容を声明に盛り込むことになる。
同宣言の草案には、「東南アジア諸国の生活改善の協力」、「ASEANとの心の通った発展」などの内容が含まれる。海洋防衛の課題の他に、日本はASEAN諸国とサイバー攻撃に対応する枠組みの構築を検討しており、また自衛隊の「平和維持貢献」もその内容に盛り込まれる見通しだ。
日本経済新聞は、「日本の経済的地位が中国を下回るため、東南アジア諸国は日本のために中国の不興を買おうとしない可能性がある。日本政府に対して、安保ばかりでなく、例えば東南アジアの貧富の格差の解消を支援するなど、東南アジア諸国で経済効果を発揮できる立脚点を模索するよう促すべきだ」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月21日