消費は、中国経済安定運営の「安定装置」で、経済成長を推進する「主力」となった。8月の消費財市場の成長率は前年同期比9%に達し、前月を0.2ポイント上回る。例えばオンラインショッピングで、今年1-8月の全国オンライン小売額は前年同期比28.2%増の5兆5195億5千万元に上った。上半期の最終消費支出の対GDP貢献率は78.5%と、前年同期に比べ14.2ポイント上昇した。消費は、持続的な規模拡大、水準の向上、構造の改善・合理化により経済成長の基盤としての役割が大きくなっている。
消費の質向上と高度化は、経済成長の「安定装置」であり、国民の改革発展の成果共有にもつながっている。先日には、「中国共産党中央委員会と国務院の消費促進システム・メカニズム整備による国民消費潜在力の一層の喚起に関する若干の意見」が発表され、中国の消費の質向上と高度化を促進する青写真が示された。
消費促進について財政部は、国民の消費能力向上につながる所得分配制度の制定や、個人所得税特別控除プランなどの政策検討を進めることで、国民の収入増を図り、消費の潜在力を一層喚起する方針を示している。
中国経済の全体的な安定と安定しつつ上向く発展トレンドが続き、消費促進の政策措置が実行されれば、国民の日増しに拡大するすばらしい生活に対するニーズが一層満たされるだろう。中国の消費高度化は、世界に新たなチャンをもたらすと同時に、中国経済のハイクオリティな発展を後押しする見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月16日