中央銀行の公式サイトが14日に発表した情報によると、中央銀行の易綱総裁は2018年G30国際銀行業シンポジウムで発言し、次のように指摘した。
中国の経済成長は現在安定しており、今年は6.5%の目標を実現可能であり、これをやや上回る可能性もある。金利、準備金率、マネタリー・. コンディションなどの金融政策ツールには、まだ相当な余裕が残されている。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに踏み切ったことを考慮すると、中国の金利水準は適切であり、これらのツールで不確実性に十分に対応できる。
金融の対外開放を促進
中国経済に関してだが、中国の経済成長は現在安定しており、今年は6.5%の目標を実現可能であり、これをやや上回る可能性もある。物価水準は望ましい範囲内にあり、現在のCPIは2%、PPIは4%。通年のCPIは2%をやや上回り、PPIは3−4%の範囲内になる見通しだ。企業の利益が増加し、税収と給与収入も理想的な水準だ。国内消費が成長の主な駆動力になっている。
国際収支を見ると、対外黒字は減少を続けている。中国の経常収支は長期に渡り黒字を維持し、2007年にGDPの10%というピークに達してから、年を追うごとに減少した。今年上半期には赤字を計上し、通年では少額の黒字となり、GDPの1%未満になる。これを見ても分かるように、中国の経済成長は主に国内の需要によるものであり、消費とサービス業が主な駆動要素になっている。対外黒字は縮小を続けている。