金融政策を見ると、中国の10年物国債の収益率が今年に入ってからやや低下し、年初の4%前後から現在の3.6%になっている。広義マネーサプライ(M2)の成長率とGDPの名目成長率はほぼ一致している。社会の資金調達規模の成長率は約10%で、合理的な水準だ。中国の現在の金融政策が穏健と中性を維持しており、緩和せず引き締めてもいないことが分かる。
中国経済に存在する構造問題について、中国はこれから国内の改革と対外開放をさらに加速し、知的財産権の保護を強化し、「中立な競争」という原則を国有企業に当てはめることを検討する。金融業の対外開放を含む、サービス部門の対外開放を力強く推進する。
易氏は、利下げはいつになるかという記者からの質問に対して、「金利、準備金率、マネタリー・. コンディションなどの金融政策ツールには、まだ相当な余裕が残されている。FRBが利上げに踏み切ったことを考慮すると、中国の金利水準は適切であり、これらのツールで不確実性に十分に対応できる」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月16日