中国工業情報化部(工信部)情報通信発展司の聞庫司長は23日、国務院新聞弁公室の開いた記者会見で、「提速降費」(通信速度の引き上げと通信料金の引き下げ)により中国の情報消費が爆発的に伸びたと述べた。
9月の中国のスマートフォンなど携帯端末利用者のデータ通信量は前年同期の2.6倍。2018年1-9月の電気通信業務総量は前年同期比139.8%の増加、インターネット附随サービス業の売上高は前年同期比20.2%の増加となった。
聞司長は、電気通信のユニバーサルサービスと「提速降費」の推進を強化したことで、高速で便利なネットワークサービスを受けられる利用者が年々増えていると述べた。
工信部のまとめによると、9月末時点で光ファイバー回線の利用者数は3億4800万人に、4G(第4世代通信規格)の利用者数が全国の携帯端末利用者数に占める割合は4.3%に上った。50M以上と100M以上のブロードバンド回線利用者数が占める割合はそれぞれ83.9%と61.4%と、昨年末比でそれぞれ13.9と22.5ポイント上昇した。