桂林の山水は天下に甲たり

  |  2001-02-01

桂林の山水は天下に甲たり。

タグ:桂林

発信時間:2001-02-01 16:10:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
桂林は、世界にその名を知られた観光都市だ。アメリカのニクソン元大統領は「これまで世界の80以上の国、100以上の都市を訪れたが、桂林ほど美しい町はお世辞でなく一つもなかった」と語ったものだ。

 昔から「桂林の山水は天下に甲たり(第一である)」と言われる通り、市街地だけでも景色のよいところがたくさんある。平地から突出した独秀峰。岩肌の色鮮やかな畳彩山。寄せて来る波を受け止めてそびえる伏波山。象が水を飲んでいる姿を思わせる象鼻山。これは、その珍しい形とめでたいイメージによって桂林市の市章となっている。

 地下に広がる多くの鍾乳洞も、大きな魅力の一つ。このカルスト台地に形成された鍾乳洞は400を上回るが、なかでも有名なのが七星岩と芦笛岩だ。

 七星岩は昔からよく知られた名所で、その不思議な魅力は永久に変わらないだろう。814㍍の見学コースに剣、タケノコ、すだれ、さまざまな花の形をした鍾乳石が林立する。コイ、ウサギ、パンダといった「動物」もいれば、「米の山」「果物山」といった「名山」もある。いずれも生き生きしてそれぞれの名にふさわしい面白い形をしている。出口に近い、広場になったところに、大きな蟠桃(ハントウ、平たい形をしていたスイミツトウの一種)のような石が白い玉盤に乗っている。これこそあの孫悟空が天宮から盗んできた、千年に一回実が生るという仙界の蟠桃で、この「神仙の洞府」に置いて訪れた人々の不老長寿を祈ったのだという。

 芦笛岩は、横笛の材料になるアシが入口に茂っていたのでこの名を得た。洞内は30いくつもの奇観が展開し、大自然が創り出した芸術の殿堂と言っても過言ではない。石柱そびえる「原始森林」。無数の石筍がつくる「獅林の朝焼け」。洞窟の壁に垂れる石乳はあたかも滝のごとく、李白の名唱「飛流直下三千尺、疑うらくはこれ銀河の九天より落つるかと」を思い出させる。「キノコを摘む雪だるま」「水晶宮」「錦繍山」などの奇岩を眺めていると、メルヒェンの世界に迷い込んだかのように思われてくる。

 全長426キロの漓江が、青いシルク帯のように桂林一帯を彩っている。その漓江を船で下って陽朔に至る83キロが、万人の認める桂林観光のゴールデンコース。両岸に連なる奇峰の数々、滝や竹林、人家、いかだ、漁師、水牛を追う牧童……すべてが川面に映って美しい山水画となり、船上の人々は「百里の画廊」にただ感嘆するばかり。

 この地に遊んだ歴代の文人たちは、豊かな想像力を駆使してそれらの風光にさまざまな名をつけた。岩肌に飛翔するコウモリの姿のひびが入った山は「蝙蝠山」。幼児を背負って遠くを望む若妻の姿のような山腹の巨石は「望夫石」。さかしまにぶら下がった蒼竜(伝説の凶神)さながらの鍾乳石は「水に戯れる群竜」。尖峰を囲む小さな山々は「観音を拝む童子」。さては「ひきうすを引く老人」「文筆峰」「五指山」「竜頭山」などなど……

 中でも優れて魅力的なのは、冠岩と九馬画山と興坪だ。冠岩は山の形が古代の紫金冠(最上質の金で作った冠)に似ているのでこの名がついた。九馬画山は、色とりどりの岩肌にいろいろな形をした九頭の駿馬が浮き彫りにされているような岩山。興坪は1700年の歴史を誇る古い町で、三国の時代すでに県役所の所在地だった。漓江とその沿岸の風景は変幻極まりない。晴れた日は文字どおり山紫水明であり、霧たちこめる雨の漓江は夢幻的な詩情にあふれる。一度なら二度三度と訪れる人が多いのは、むしろ当然と言うべきだろう。

 「人民中国」より

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