雲南省を歩こう(5)南詔の徳化碑

  |  2001-06-08

雲南省を歩こう(5)南詔の徳化碑。

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発信時間:2001-06-08 13:57:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
大理の太和村にあり、太和の古城の遺跡にある黒色の碑―南詔の徳化碑は「雲南第一の碑」と称されている。高さは3.02㍍、幅は2.27㍍、厚さは0.58㍍である。表側の碑文は40行、約3800余字の漢字からなる。裏側の碑文は41行で、南詔の清平官、大将軍、六曹長らの肩書きと姓名が刻まれている。千百年以上も風雨に浸食されてきたため、碑文は800余字しか残っていない。1961年に、国務院によって全国の重点保護文化財に指定され、修復され、保護されている。碑文は南詔の清平官であった鄭回が書いたものだと伝えられている。碑文は主に閣邏風の功績を褒め称えたもので、南詔、唐朝、吐藩の間の関係や毎回の戦争の原因と過程も記載されている。唐にいたのはやむを得なかったことだとし、唐との友好を願う願いも表している。雲南の民族史、チベットの地方史の研究のうえで重要な実物資料となっている。

「チャイナネット」2001年6月8日

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