小普陀は明代に建てられたもので、1982年に再建され、亭閣式の建築物で、2層からなる。1層には如来菩薩の像、上の層には観音菩薩の立像がある。観音像はここでは一番重要なものと見なされていたため、小普陀はもともと観音閣といわれた。その地理的環境は仏教の名山である普陀山に似ており、また神話の中で観音菩薩の住んでいたといわれている普陀にも似ているため、小普陀と改称された。小普陀観光の一番よい時間帯は朝である。この時間帯においては湖水が霧に囲まれ、小普陀は時にはその姿を現わし、時には霧の中に隠されてしまうので、まるで月の世界の宮殿のようである。小普陀に到着したとき、周りに霧が湧きあがるようになり、真っ白な薄絹のようであった。これは洱海八景の一つと言われる「嵐靄普陀」である。
「チャイナネット」2001年6月8日