巍宝山には巍山という略称もあり、巍山イ族回族自治県の城南11㌔のところにある。標高は2509㍍で、山峰が起伏して、延々数十㌔も曲がりくねっている。山は緑に囲まれ、草花が咲き乱れ、先人たちがこの地は吉祥の地であると信じていたため、巍宝山と名づけられた。観光スポットの配置状況から見ると、巍山は前山と後山の2つの景観区に分かれている。30余カ所の観光スポットのうち、10余の道教の寺院以外に、「天門鎖勝」「拱城遠眺」「美女瞻雲」「竜池煙柳」「山茶流紅」「鶴楼古梅朝陽育鶴」「古洞藏青」の八景、洗心間、銀栗泉、七星井などの新しい景観もある。これらの景観は神話、伝説に由来するもので、自然の景観と人文の景観が融合して、巍宝山の特色の一つとなっている。巍宝山はまた花や木々の海でもある。泰山の松は有名であるが、巍宝山はコノテガシワで有名である。さまざまな種類のカシワはいろいろな形をしていて、非常に壮観である。巍宝山はまた南詔の発祥の地、道教の名山であり、洞経音楽演奏会とイ族の歌恒の復活におかげではさらにこの名山に色彩を添えることになった。
「チャイナネット」2001年6月18日