雲南省を歩こう(9)石宝山

  |  2001-07-11

雲南省を歩こう(9)石宝山。

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発信時間:2001-07-11 11:03:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
大理市から北へ120㌔行ったところの剣川県の域内にある。景観区には仏頂山、石傘山、石鐘山などがある。風化作用によってできた美しい山峰や石は鐘のような形をしているもの、矢のような形のもの、獅子のような形のもの、ゾウのような形のものなどさまざまな形の風化された岩がある。高いものは崖となり、低いものは階段状となり、特別な景色が形成されている。石鐘山石窟は国が最初に指定した重点保護文化財で、16の洞窟に浮き彫りの像が併せて139体もあり、これは南詔、大理国期の彫刻芸術の粋で、千年以上の歴史がある。石窟には南詔王、后妃、文官、仕え人の像、仏教密教の仏、菩薩、明王、天王、力士の像などがある。これらの像は造型が美しく、線もきれいで、生き生きとしている。濃厚な郷土の雰囲気と独特な民族の風格に富むものである。これは芸術の逸品であり、雲南の少数民族の文化、芸術、宗教を研究するための貴重な資料でもある。仏頂山の地勢に従うように険しい断崖の上に建てられた道観宝相寺は下は本殿で、第二の殿は仏教と道教の寺で、「雲南の懸空寺」と呼ばれている。金頂まで登れる。頂上には「石宝霊泉」と金頂寺があり、険しいように見えるが実は平らである。周りの景色を一望することができるだけでなく、麗江と雪山を眺めることもできる。絶壁の左側の滝は空から流れ落ちるようだ。寺の下は深い谷で、かえでの木が生い茂っている。年に一回の石宝山の歌垣は各民族の男女青年がかがり火を囲んで夜明けまで歌垣に興じ、愛を打ち明ける。密林の中の海雲居寺、地下の奇観といわれる編蝎洞、石鐘ダムも石宝山の美しい景観の一つである。

「チャイナネット」2001年7月11日

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