点蒼山はふだんは蒼山と呼ばれ、昔は霊鷲山あと呼ばれた。大理の古城の西に位置し、南北の長さは約50余㌔、東西の幅は約10㌔で、標高は3074-4122㍍である。点蒼山は横断山脈に属しており、山峰と山峰がつながっていて、大きな鳥が翼を広げて飛んでいるようである。ヨーロッパ全域の植物の種類よりも多い3000種類以上の植物が立体的に分布している。自然の景観も素晴らしい。ツバキの花、ツツジ、ホクロ、モミ、蒼山の雪、玉帯雲、望夫雲、七竜女池、洗馬潭、黄黒竜潭、竜鳳眼洞、大理石鉱坑など植物や自然景観が山の地勢に従うように分布しており、季節によって変化が見られる。ここ数年来、点蒼山の斜面で新石器時代の遺跡が40カ所も発見されている。紀元8世紀に南詔王の異牟が動物の形をした点蒼山を発見し中岳と封じた。その後、唐朝と南詔が盟約を結んだ地となり、遺跡の蒼山神祠が今でも残っている。現在、仏教、道教の寺があちこちに散在している。そのうち、状羊廟、宝林寺、感通寺、大石庵、中和寺、無為寺、観音閣、源寺などは歴代の文人が帰ることさえ忘れた名所である。
「チャイナネット」2001年7月11日