天池は省クラス自然保護区で、標高は2551㍍、面積は約1.5平方㌔である。天池の周りの五宝山はうっそうたる森林で、野生動物の種類も多い。原生樹であるの雲南松の林がとりわけすばらしい生態系を保存しており、科学研究と教学の基地となっている。天池は静かで、周りの山山は緑に囲まれ、湖の景色と山の色が一体となっている。四季折々の景色はいろとりどり、人びとは変化に富む絵巻き物の中に身を置いたように感じさせる。春になると山々に咲き乱れるツツジ、ツバキの花が深緑色の湖水をもりたてている。夏になると山と湖は静まりかえり、松の木がそよ風にゆれる音は実に気持ちがよい。秋になると紅葉、黄色い葉が湖水の上に落ち、きれいな模様を呈し、それと青空とのコントラストは人を陶然とさせるものがある。冬には霧が湖面を覆う絹のようで、周りの静けさとあいまってがら俗世間から遠く離れた桃源境のようである。現在、天池では人類養殖が行われており、池のほとりに鹿飼育場がある。道路が天池まで伸びており、船漕ぎ、魚釣り、観光、鹿の飼育、林中の散歩ができ、大自然のすばらしさを満喫することができる。
「チャイナネット」2001年8月31日
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