峨秀湖は峨眉山の東のふもとに位置し、報国寺から1.5キロ離れたところにあり、目下開発中の湖沼景観である。
峨秀湖は人工によって掘削された湖で、湖水は峨眉山から引いてくるもので、湖面の広さは約70万立方メートル、峨眉平原の数万ムーの耕地に十分な灌漑用水を提供できるだけでなく、峨眉山とすばらしいコントラストをなしている。そのため、それは長い藤が実っている竜門のメロンとたとえられている。
峨秀湖は峨眉平原と峨眉山の峰々の間にあり、湖沼、平原、丘が融合しあって美しい景観を呈し、峨眉山景勝地の「景勝地以外の観光スポット」と言ってもよい。南東側は河原、堤防、平原がつながっており、北側の馬道橋一帯は、観光道路沿いに新規建造されたモダンな白い建物がずらりと並んでおり、湖のほとりに浮かんでいるようである。西側には金頂山の三つの山峰がそびえ立っている。雲一つない晴れた日に、金頂山の頂上から見下ろせば、峨秀湖はまるで緑の錦の上に置かれたなめらかで美しい白い玉のようである。
夏になって、峨秀湖に舟を浮かべれば、山登りや散策より趣があると言える。
峨秀湖のほとりには温泉保養所が建設されている。
「チャイナネット」2002年3月29日