大陸部市場が成長のよりどころ
中国石油天然気集団公司は5日、大陸部A株市場に復帰。これについて同公司の蒋潔敏総経理(社長)は「海外資本市場の力を借りて国際化戦略を実現することが、中石油の変わらない選択だ。大陸部市場に軸足を置くことで、過去、現在、未来にわたり長期的なバックアップシステムを獲得することになる」と述べた。
蒋総経理は次のように述べた。
第一に、中石油の資本の蓄積は大陸部によっている。従来の中国石油天然気総公司の業務に対する戦略的再編を通じて、中国石油天然気集団公司は大慶油田をはじめとする大・中規模石油・天然ガス生産企業14社と精錬企業14社を擁するに至った。国泰君安証券の香港法人のアナリスト・劉穀氏は中石油の今後を分析して「冀東南堡油田の発見が中石油の将来の生産量と埋蔵量を保障するものになった。資本的支出が増加しても、中石油が今後も引き続き中国経済とともに伸びていく傾向は変わらない」と指摘した。
第二に、中石油の重要な消費者および投資家は大陸部にある。今回のA株発行の引受機関のあるプロジェクト責任者は「ここ数日、投資家から中石油の株購入申込が激増している。これは中石油が投資家の人気を集めていることを示すだけでなく、大陸部資本市場の巨大な熱気をも示すものだ」と発言した。
第三に、超大型の国有企業でありながら、大陸部資本市場の力を借りないのは経営上の大きな欠陥だ。大陸部の上海・深セン両証券取引所の上場銘柄の時価総額は23兆元を超えており、大陸部資本市場の潜在力の大きさを物語る。国務院発展研究センター企業研究所の陳小洪所長は取材に対し、「明らかに、中石油は巨大な発展チャンスに直面している」と述べた。
海外資本市場という大舞台できら星のごとく発展した中石油は、大陸部市場が長期発展の本であることをますます明確に意識するようになった。大陸部の消費者・投資家の信頼と支持を得られなければ、また中国経済の急成長の牽引力によらなければ、中石油の未来は一層輝くものにはならない。このため中石油は大陸部A株市場への復帰を長期的な発展戦略における重要な関門と位置づけた。