税関総署の11月7日の発表によると、今年7月1日の一部製品に対する輸出税還付の撤廃、輸出還付税率の引下げや、一部製品に対する輸出税還付から輸出免税措置など輸出税還付に関する政策調整は、その効果が現われ始めている。
税関のまとめによると、今年1~9月の輸出額は8781.3億ドルで、前年同期比27.1%増となり、1~8月に比べて0.6ポイント低下した。9月単月の輸出額は1124.8億ドルで、前年同期比22.8%増となり、1~8月に比べて4.9ポイン低下した。
政策調整対象製品は全般的に輸出伸び率が縮小している。1~9月の政策調整対象製品の輸出額は3167.5億ドル、前年同期比29.3%増で、輸出総額の36.1%を占めている。9月単月の政策調整対象製品の輸出額は396.5億ドル、同21.4%増で、1~8月に比べて9.1ポイント低下した。
輸出税還付率引下げ対象製品の輸出伸び率が鈍化し、輸出税還付撤廃製品の輸出は減少している。
9月の輸出税還付率引下げ製品の輸出額は383億ドル、同22.7%増で、伸び率は1~8月に比べて7.4ポイン低下した。輸出税還付撤廃製品の輸出額は上昇から低下に転じ、1~8月の輸出伸び率は39.4%、9月単月では13.6億ドルで、同6.3%低下し、政策調整の効果が初めて現われている。
加工貿易関連の輸出伸び率が鈍化し、一般貿易における輸出伸び率には明らかに低下傾向が見られる。9月、政策調整製品は一般貿易による輸出額246.3億ドル、同24.7%増で、1~8月の伸び率に比べて10.2ポイントも縮小した。加工貿易による輸出額は125.3億ドル、同14.1%増で、1~8月に比べて5.4ポイント低下した。
「チャイナネット」2007年10月8日