10日に開催された「2007中国大中工業企業革新発展フォーラム」によると、ここ10年、中国の工業企業の利益が持続的に大幅な伸びを示し、改革開放政策実施いらいの低利益水準のサイクルから脱却し、利益水準は急速上昇期に入っている。
伝えられるところによると、1999年~2006年、中国の工業企業の利益は累計で71773億元を達成し、1979年~1998年の3.4倍となっている。中国の工業企業の利益は年平均38.7%増となり、歴史上伸び幅が最も高い時期となっている。企業利益は10年も増加し続け、中華人民共和国建国いらい最も長い利益上昇期となっている。
こうした長時期における利益増加は、企業の営利能力の絶えざるレベルアップにある。1999年~2006年、中国の工業企業の資本収益率は1998年の2.46%から2006年の14.42%、総資産利益率は0.88%から6.22%、純利益率は1.46%から5.20%に上昇し、企業利益の増大を促す内的原動力は次第に大きくなりつつある。
2006年の中国の工業企業の利益の持続的な増加ぶりは金額で明らかに現われている。全国の一定規模以上の工業利益は1兆9504億元で、1年間の利益増加分は2000年の利益総額に相当する。39の大きな工業業種の中で、増加を実現する38の業種では、利益の増加が見られ、全面的な利益拡大の局面が形成されている。
「チャイナネット」2007年11月12日