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サブプライム問題、中国製品を直撃
発信時間: 2007-11-27 | チャイナネット

国際的な発注先シフトが加速

中国製品がサブプライム危機の影響と内部のコスト圧力に直面する中で、国際的な発注先シフトも加速している。

現在、中国の生産コストでは低価格の受注が不可能となった。浙江省の衣料輸出商社の幹部は「古参ブランドは既にウォルマートからの受注を取りやめた。価格が安すぎる上、利益が出ない。ウォルマート向けの価格は値上げできず、工場はどうすることもできない。既に衣料品発注の20%はベトナムやカンボジアにシフトしたのではないか」と話した。

米ステイプルズの仕入れ担当者は、「海外バイヤーは、卵を同じかごに入れるような過去の戦略を改め、リスクを分散することを決めた。バイヤーはベトナムやタイなど東南アジアの業者の育成を開始した。発注先を中国からシフトする動きが見られる」と話す。

広東省の玩具メーカー、東莞天基木業の成偉倫董事長は「発注先シフトのリスクは甘く見られがちだ」と語る。玩具の場合、東南アジアへのシフトが増えており、インドの布製玩具、ベトナムの木製玩具産業は急発展を遂げている。

「人民網日本語版」2007年11月26日

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