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インフレ抑制は可能か? 金融専門家取材  
発信時間: 2007-12-14 | チャイナネット

来年の株式市場は

「証券時報」はこのほど、国内のマクロ経済情勢について、国務院発展研究センター金融研究所の巴曙松副所長にインタビューした。

――経済の過熱防止や全面的なインフレ防止といった政策の下で、来年の中国株式市場はどうなるか。

中国株式市場は中国経済のバロメーターになりつつある。このためマクロ経済政策の調整が、市場全体の動向に直接的な影響を与えることになる。さまざまなキャンペーン活動が一段落した後、市場は必ずまた上場企業の業績伸長の中身や持続可能性といった方面を重視するようになる。引き締め気味のマクロ情勢下にあって、特に世界市場が変動し、米国や欧州が経済調整を行っている時期にあって、中国の巨大な内需や相対的に良好な企業利益の伸びが、より際だつとともに重要になるものと思われる。

要するに、2008年の中国株式市場は、世界市場の変動という条件下にあって、投資家が再び中国の経済成長の現実的優位点を認識する一年になるだろう。

――08年は中国株式市場のピークになるか。

中国資本市場の発展空間は依然として大きい。発展状況から考えると、現在のA株の評価水準はやや高く、必ず調整が必要になる。だが調整後は、中国の経済成長に伴って株式市場は上昇傾向が続くだろう。

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