本日、中国国務院報道弁公室が『中国エネルギーの状況と政策』と題する白書を発表した。この白書は前書き、エネルギー発展の現状、エネルギー発展戦略と目標、エネルギー節約の全面的推進、エネルギー供給能力の向上、エネルギー技術進歩の推進の加速、エネルギーと環境の調和の取れた発展、エネルギー体制改革の深化、エネルギー分野の国際協力、結びの10の部分からなり、全文延べ15,000余字。
白書では、過去100年余りで、先進国は相前後して工業化を進み、地球上の大量の自然資源、特にエネルギー資源を消費したと指摘している。
現在、いくつかの発展途上国は工業化の段階に入りつつあり、エネルギー消費の増加は経済社会の発展にとって必然的なものである。中国は世界最大の発展途上国であり、経済を発展させ、貧困から脱却することは、中国政府と中国国民の今後長期間における主要任務である。13億の人口に利益となる、小康社会建設プロセスで、エネルギーは中国の経済社会の発展にとって重要な問題の1つである。エネルギーの持続可能な発展で、経済社会の持続可能な発展をサポートするのは、長期的かつ極めて困難な任務でもある。中国政府はエネルギー問題をスムーズに解決するよう努め、エネルギーの持続可能な発展の実現を目指す。
中国のエネルギー消費の増加は比較的に速いが、1人当たりのエネルギー消費水準はまだ低く、世界平均水準の4分の3にとどまり、1人当たりの石油消費は世界平均水準の2分の1で、1人当たりの石油輸入量もわずかに世界平均水準の4分の1相当で、先進諸国のレベルをはるかに下回っている。中国は過去にも、現在にも世界のエネルギー安全を脅かしたことがなく、将来においても世界のエネルギー安全を脅すことはない。中国は引き続き自国エネルギーの持続可能な発展で世界のエネルギーの持続可能な発展を促進し、世界のエネルギー安全の確保に積極的な貢献を行う。
白書の最後で、中国政府は世界各国とともに、世界のエネルギーの安定と安全の確保、互恵と共同発展の実現、人類共有の生活環境の保護のため、努力し続けるとしている。
「チャイナネット」2007年12月26日 |