2008年、繊維・アパレル産業は輸出減少とコスト上昇という2重の圧力に直面すると同時に、国のエネルギー削減・汚染物質排出抑制関連のマクロ政策の影響を受けることにもなると、アナリストたちは指摘している。

食糧・綿花価格差、内外綿花価格差および綿花とその代替繊維価格差分析が行われた結果、当面、国内の綿花価格は低く、2008年の上昇傾向は鮮明になった。また、『労働契約法』の実施やインフレのさらなる深刻化も当該業種の労働力コストの上昇を加速させる要因になる。以上の2点を踏まえ、2008年の繊維・アパレル産業が直面するコスト上昇圧力は2007年より大きくなる。

2008年は、同業種の二極分化の趨勢は顕著で、業界内の企業淘汰が加速する様相を呈し、産業集中度は高まると見られている。

「チャイナネット」2008年2月13日