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流入し続けるホットマネーの中国経済への影響
発信時間: 2008-03-27 | チャイナネット

このほか、ドルの大幅な下落は国際原油価格、金価格、生産物価格の高騰を招き、投機資金の格好の標的となっている。年初以来、米ドルレートの下落率は5%を超え、一方原油先物は15%以上、金現物価格は20%近く上昇している。多くの国際アナリストは、原油などの先物価格が大幅高騰している背景として、国際投機筋による介入がその主要要因になっていると指摘している。したがってホットマネーは今後、大量に国際商品先物市場に流出する可能性がある。

全世界のホットマネー全体の規模については、推し量る筋もない。しかしながら、貸出危機にある中国国内の現状からみると、流動性の過剰は短期間内に流動性欠如へと転換する可能性がある。集中したホットマネーが一気に離散した際の破壊力もまた、推し量ることはできない。人民元の急速な上昇と貸出危機の交錯した08年、ホットマネーはA株市場にとって終始、侮ることのできない不安要素である。 

「人民網日本語版」2008年3月27日

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