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中国人投資家のベトナム株式市場投資体験記
発信時間: 2008-06-24 | チャイナネット

劉さんはSTBの株式を買った理由について次のように話した。STBはベトナムの商業銀行で、中国でいえば招商銀行に当たり、広西チワン族自治区南寧市に支店がある。こうした活力ある銀行はベトナムでは少数であり、今後の発展についての懸念はない。おまけに株価も安く、1株わずか2万6千ドン(約168円)、人民元で約10元だった。これがピーク時には20万ドン(約1292円)近くまで上がった。

劉さんは自分には株価収益率などの専門的な知識がなく、投資は主に直感で行っていることを率直にうち明ける。ベトナムの急速な発展は電線や電力ケーブルと切り離せず、炎熱の気候とエアコン製造業との結びつきも堅い。劉さんが2003年に購入したサコム通信ケーブル株式会社(SAM)やREEの収益率は上々だった。劉さんはこのたびの株価周期は1170ポイントを頂点として下落したが、暴落のあとには必ず急騰があると確信する。劉さんのベトナム株への投資理念は非常に簡潔であり、またベトナムには投資家に影響を与えるような多数の評論家も存在しない。ベトナムの証券関係のコンサルタント業は中国ほど発達しておらず、全国規模の証券新聞もないが、サイゴン証券のようなベトナムで一、二を争う証券会社は、独自に編集した投資情報を連日投資家に提供している。

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