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中国人投資家のベトナム株式市場投資体験記
発信時間: 2008-06-24 | チャイナネット

現在、劉さんは毎日、口座を開設した証券会社のサイトで市場の動向を眺めている。手元にある情報処理ソフトは台湾の友人が開発に携わったもので、大陸部の取引ソフトほど使いやすくはないが、投資の方針が左右されることはないという。

現在、ベトナムと中国とは株式関連の代理合意がないため、中国人投資家がベトナム市場に投資しようと思えば、まず中国国内にあるベトナム大使館に行って公証証書を作成し、それを持ってベトナムに行き、証券会社を選んで口座を開設しなくてはならない。ベトナムのほとんどの証券会社には、中国語を話す担当者がいて中国人投資家に対応してくれる。中国市場と異なる点は、投資家が証券会社に資金を貸与して株式を購入する形式になっていることで、中国でまもなく打ち出される予定の融資証券借り(融資融券)取引に似ている。

劉さんは今回取材に応える中で、ベトナム市場への思いを熱く語り、新興市場国の株式市場が好きだと言った。来年9月にはカンボジア株式市場の開設が予定され、取引ルールはベトナムとほぼ同じになる見込みだ。劉さんは次なるチャンスを心待ちにしているという。

「人民網日本語版」より2008年6月24日

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