ホーム>>経済>>視点
改革開放30年 新たな発展段階に入る中国
発信時間: 2008-07-28 | チャイナネット

(3)金融体制

金融体制改革が積極的な進展をみた。中国工商銀行、中国銀行、中国建設銀行、中国交通銀行は株式制への移行改革で内部改革を深化させ、管理レベル、利益獲得力、営業成績がいずれも向上した。中国農業銀行の改革に向けた基礎作業も引き続き進められている。国家開発銀行の商業化改革が進展し、近く株式会社に生まれ変わる見込みだ。

収入分配制度の改革が新たな進展を遂げた。最低賃金が引き上げられ、上半期には16の地域で最低基準の引き上げが行われた。また16省・自治区・直轄市で給与指導ラインが打ち出され、企業が団体交渉を通じて従業員の給与を合理的に設定するよう指導された。現在、多くの省・自治区・直轄市では、長年の給与遅配問題が基本的に解決され、新たな遅配を防止する制度の整備が引き続き強化されている。また企業の給与支払いの監督システムや未払いの報告制度、給与保証金制度、労働保障の法律遵守・信用制度の改善が早急に進められている。

     1   2   3   4   5    


  関連記事
  同コラムの最新記事

· 日本の北京五輪観戦ツアー、参加者数が1万人に

· 北京五輪の経済効果は6000億元以上

· 中国、資本市場の整備に本腰を入れる

· 中国、約40の国と地域の間で海洋協力関係を樹立

· ドーハ・ラウンド交渉の「悲壮な失敗」