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人民銀4年ぶりの金利引き下げの背景
発信時間: 2008-09-16 | チャイナネット
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 国家統計局がまとめた最新のデータによると、8月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比10.1%上昇し、上昇率は前月を0.1ポイント上回った。ある業界関係者によると、消費者物価指数(CPI)が落ち込む中でのPPI上昇は、企業利益の一層の縮小につながることは間違いないという。

 貸付金金利の引き下げは金融機関の収益に大きな影響を与えるかという点について、郭主任は次のような見方を示した。先月発表された銀行業の中間業績報告によると、主要14行の上半期税引後利益は合計2300億元を超え、前年同期比60%以上増加し、収益状況は好調だった。企業が経営困難に陥っている時に、銀行業界が大きな収益を挙げるのは異常な現象で、貸付金金利を引き下げれば、利益の一部を銀行から企業に移転させることが可能になるとみられる。
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