ホーム>>経済>>視点 |
人民銀4年ぶりの金利引き下げの背景 |
発信時間: 2008-09-16 | チャイナネット |
|
預金準備率の引き下げが資金の過剰な流動性をもたらすことはないだろうか。これについて張秘書長は「今回の措置はある程度流動性を高めることにはなるが、工商銀行や建設銀行といった全国規模の大手商業銀行の預金口座数が全国の預金口座の大半を占めているため、今回の期間別の引き下げ率設定による資金流出は非常に限定的なものになる」と指摘。また最近発表された金融データでも、現在の通貨供給量の伸びは合理的な範囲に収まっていることが示されたという。
人民銀が今月12日発表した8月の金融運営状況報告によると、8月末現在、通貨供給量の増加率は前月に続いて低下した。広義マネーサプライ(M2)は44兆9千億元で前年同月比16%減少し、増加率は前月を0.35ポイント下回り、6月以来3カ月連続での低下となった。 ある専門家の指摘によると、貸付金金利が数年ぶりに引き下げられたが、市場がこれを人民銀の通貨政策に根本的転換が生じるシグナルだと判断することは考えられないという。 「人民網日本語版」2008年9月16日 |
|