ターミナル型、機能型、ネットワーク型のインフラシステムを引き続き改善する。上海は世界との連携強化、全国規模の集積力・波及力の強化を視野に入れ、引き続き「四港」、すなわち海港、空港、鉄道港、情報港の建設を推進する。都市部の交通環境の改善、大都市圏の交通渋滞の緩和といった問題に着目し、「三網」、すなわち軌道交通網、高速道路網、内陸河川航路網の建設を加速させる。また都市運営の安全性確保や安全保障能力の向上に着目し、「三システム」、すなわちエネルギー保障システム、環境保護システム、都市安全システムの構築を加速させる。
良好な発展環境の整備に努力する。低炭素型でエコロジーや生態環境に配慮し、住みやすい都市を建設するのは、経済の構造調整加速の主な目的であり、産業構造や配置構造の最適化・グレードアップを推進する上での重要な道のりだ。
改革開放を不断に深化させる。政府管理の刷新を強化し、市場メカニズムの機能を十分に発揮させ、各種所有制企業の共同の発展を奨励し、国際協力・競争に参与する中で構造調整を推進する。
2010年中国上海万国博覧会(上海万博)の開催は、上海が科学的発展観や経済のモデル転換を達成する上で重要な契機となる。危機に対応し、モデル転換を加速させている現在の情況の下で、上海市は万博という重要なチャンスを十分に利用し、国際的影響力を備えた都市ブランドをうち立て、都市の文化的イメージを高め、国内・海外かたより多くの創造資源・要素を吸収して、経済構造の戦略的調整を推進する方針だ。
「人民網日本語版」2009年11月2日
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