3つ目に、エネルギーの多様化を進め、再生可能エネルギーの開発を強化する。

新エネルギーの開発と応用を進め、エネルギー構造を合理化し、エネルギー安全保障を高める。新エネルギーの開発と応用における技術蓄積はエネルギー分野全体の技術レベルを高めることができる。資源が豊富な水力、風力、地熱、太陽などの再生可能エネルギーを十分に利用し、税収、価格、融資などの面で効果的なインセンティブ・メカニズムを構築し、再生可能エネルギーの発展を促進し、エネルギー供給の多様化を実現する。各エネルギーをバランスよく発展させ、石炭産業の安定した発展を進め、石油による石炭代替プロセスを遅らせる。石油代替物の開発に力を入れ、水素エネルギーやバイオマスエネルギーなどの開発・利用を積極的に進め、石油供給源の多様化を図る。

最後に、中国の国情に適したエネルギーの法体系を確立する。

完備されたエネルギーの法体系は、エネルギーの持続可能な発展の基礎となる。日本のエネルギー利用の特徴はエネルギー関連法案の整備を重点的に行ったことである。中国は、日本がエネルギー政策と関連法案で得た経験を参考にし、エネルギーの法体系を整備する必要がある。エネルギーの基本法を制定した『エネルギー法』と同様に、中国のエネルギー専門法関連の立法と改正をしっかり行い、中国の『エネルギー法』を整備する。そのほか、エネルギー基本法とエネルギー特別法を貫徹実施し、関連法の実施細則や法規を制定し、『エネルギー法』と『エネルギー特別法』を徹底的に実施する。

「チャイナネット」　2009年11月5日