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上海ディズニーランドに3つの懸念
発信時間: 2009-11-05 | チャイナネット

懸念2:本土の漫画・アニメは如何に切り抜けるか?

中国大陸部に初めて入ってくるディズニーランドとして、上海ディズニーランドは世界トップレベルのテーマパークを代表するだけでなく、私たちに身近なディズニーグッズも国内に持ち込むことになり、中国本土の観光業やアニメ産業がこの挑戦を受けて立つことになる。

国内の勢いに乗ってきたテーマパークや観光産業は自然最初に直撃を受ける。長江デルタのテーマパークはコンテンツやスタイル、ブランド管理、サービスなどを調整・改善し競争を避けることで、熾烈な市場競争に勝ち残る余地がある。

「喜羊羊と灰太狼」や「麦兜」などを代表とする国産アニメがここ数年急速に成長していきているが、ディズニーのようなアニメ界の「王者」とはランクが違う。国産アニメがこの場を如何に切り抜けるかは「80後」(1980年代生まれ)を中心とする中国の漫画家にかかっている。

業界に詳しい関係者によると、国内の関連産業は上海ディズニーランドとの直接対決を避けられないが、世界貿易機関(WTO)に加盟後、中国の民族産業は世界一流企業との競争に慣れ、競争の過程で独自のレベルを高めてきた。

復旦大学旅行学部の後智鋼准教授は、米国にはかつて「ウォルマート法則」、つまりスーパーがウォルマートの周辺地域で生き抜くのは難しいという法則があったという。しかしこの法則は中国では通用していない。同じく、中国の長期的な好景気と十分な消費者をベースに、本土の関連企業が上海ディズニーランドと「競争共存」態勢を形成する可能性は十分にある。

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