貿易については、2000年以降、中国アフリカ間の貿易は年平均で33.5%の伸びを維持しており、2008年には貿易額は2006年の2倍となる1068億ドルに達し、北京サミットで提起された「2010年までに中国アフリカ間の貿易額を1000億ドルにする」という目標を2年早く達成することができた。中国はアフリカの最貧困からの輸入に対してゼロ関税の実施、アフリカ商品展の開催、買付団派遣などの措置を取り、アフリカに市場を開放し、アフリカからの輸入を促進している。
現在、中国の対アフリカ貿易が対外貿易総額に占める割合はわずか2.3%、中国アフリカ間の貿易がアフリカの対外貿易総額に占める割合も10%で、双方には大きな上昇余地がある。中国とアフリカの経済には比較的強い補完性があり、53カ国、8億人の人口を有するアフリカ大陸は市場が大きいだけでなく、チャンスも満ち溢れている。
アフリカ諸国には単一な経済構造、工業基礎の薄弱などの問題が存在する。工業製品、特に軽工業、家電、電子などの製品の需要は大きいが、これらの分野は中国企業が得意としている。中国企業はアフリカに資本、技術、管理の知識を提供し、現地の企業に経験を提供することに意欲的である。
投資については、中国による多額の投資はアフリカ経済の発展に大きな役割を果たし、発展の基礎を築いている。2008年末現在、中国のアフリカへの直接投資額は78億ドルに達した。対外投資が激減する中で、中国のアフリカへの直接投資は増加しており、1~9月の投資額は8億7800万ドルで前年同期比77.5%増となった。
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