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杭州、国内の高級ブランド消費で第3の市場に
発信時間: 2009-11-13 | チャイナネット

海外で「中国人は消費力が高い」「米国を抜き日本に追いつく勢い」という声が高まる中、中国も独自に各都市の高級ブランド消費のランキングを発表、杭州が3位に入った。全国各地の高級ブランドブームを受け、ビジネスチャンスが生まれている。北京商報が伝えた。

北京、上海は国際的な大都市で、高級車や高級時計、高級バックの販売数が欧米などの先進国と並んでもおかしくはない。ところが、大都市からやや離れた江南の杭州が広州や深セン等沿海の経済発展都市を抜いて、国内の高級ブランド売上ランキングで3位に入ったのだ。実は浙江省の省都・杭州には膨大な浙江商人が存在する。ルパート・フージワーフ氏が作成した2009年の中国長者番付によると、お金持ちの数が最も多かったのが北京、次に広東、上海、浙江と続いた。

杭州の高級ブランド消費は裕福な浙江商人のほか、杭州在住のお金持ちにも支えられている。美しい景色と温暖な気候で知られる杭州を定住の地として選ぶ富裕層は内外問わず多い。地元の裕福な浙江商人と外から来たお金持ちが杭州の高級ブランドの主な消費者となっている。

杭州に行ったことがある人は、市内に新型のフェラーリやポルシェなど高級車がたくさん走っているというイメージをもつだろう。実際、杭州の郊外の山村に行っても、村民の家の前にミニクーパーが停まっているのを目にする。高級ブランドの売上という小さな事例から、杭州の高級ブランドの消費力を見て取ることができる。全国で50個しか売れなかった1万2000元もするスキンクリームのうち30個は杭州で売れたというのも納得だ。

浙江商人は各地の市場でも活発なグループで、中国の富裕層の重要な一役を担っている。富裕層の高級ブランド消費が大幅に増加するとき、この消費動向をうまくキャッチした者が絶好のチャンスをつかむことができる。現在、ルイ・ヴィトン、グッチ、アルマーニ、シャネルなど70%以上の国際高級ブランドが杭州に店舗を構えている。

高級ブランドは社会の中でも少数のお金持ちにしか買えないが、賢明な業者がどんどん新しい販路を開拓し、高級ブランドの消費ターゲットを「准富裕層」にまで広げている。低価格で海外の高級ブランドを代理販売したり、分割払いサービスを設けたり、今ではもっと節約できるレンタルという方法まで出てきた。

消費者はレンタル店に1日当たり数百元という保証金を支払うだけで、好みの高級ブランドを手にできる。高級ブランド志向が過熱する昨今、手に届かない高級ブランドのレンタルで、顧客はメンツを保て、売り手のほうも楽々稼ぐことができる。

「人民網日本語版」2009年11月13日

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