「朝鮮日報」が伝えたところによると、韓国・中国・日本の上場企業トップ50社のCEOに対する学歴を調査したところ、博士の学位を持つ中国人CEOが特に多かったことが分かった。中国人CEOの約3分の1(32%、15人)は博士号を持っていた。このほか、修士号を持つ中国人CEOは42.5%(20人)に上った。中国新聞網が伝えた。
つまり、中国の大企業50社のうち、4分の3は博士と修士だということとなる。対照的に、日本のCEOのうち82%(41人)は学士だった。韓国のCEOの学歴は中国と日本の中間にあり、修士・博士(あわせて54%)と学士(44%)の比率はほとんど同じだった。
中国人CEOに修士・博士が多い原因として、ある専門家は「中国のCEOのほとんどは理工学科出身だ。理工・技術分野で専門知識を持つCEOが競争する中で、認可を得たければ修士・博士の学位を持っていたほうが良い」と述べる。また中国では、3年あれば博士の学位を取得することができる。これもCEOに博士が多い原因の一つだ。分析によると、これに比べて日本の企業文化は現場で使える技術を重んじるため、学士のCEOが多いと見られる。
このほか、中国のCEOの卒業大学は様々である一方、日本と韓国のCEOはほとんどがいくつかの決まった大学を卒業している。3カ国のCEOの平均年齢は、日本が63.1歳で年齢層が最も高かった。その次が韓国で59.7歳、中国は51歳だった。性別から見ると、日本と韓国は100%が男性だったが、中国には3人の女性CEOがいた。
「人民網日本語版」2009年12月3日 |