欧米や日本・韓国など各国では、移動通信ネットワークのほとんどが3G時代に入っていることから、国内の3Gユーザは海外でも3Gサービスを利用することができる。ただし、国内三大キャリア(チャイナユニコム、チャイナテレコム、チャイナモバイル)は、各自の3G標準技術を採用しているため、各社の3G標準が全て支障なく、海外でも対応可能という訳ではない。中国聯通(チャイナユニコム)WCDMAユーザだけが、国内と同じ3Gサービスを受けることができるようになった。「新京報」が伝えた。
企業向け検索アプライアンス「GSA (Google Search Appliance)」がこのほど発表した最新の市場調査研究データによると、世界のWCDMA商用ネットワーク数は290に達し、世界120カ国・地域と世界の主要市場をカバーしている。
これに伴い、チャイナユニコムの3Gユーザは、海外でも国内と同様のサービスを受けることが可能となった。さらに、日本、韓国、米国、カナダなど各国で同社の3G国際ローミングサービスを利用する場合、対応端末をレンタルしなければならないという煩わしい問題も、今回一挙に解決した。
チャイナユニコムによると、同社は「香港2009年中国聯通国際パートナー会議」で、100社以上の通信キャリアと3G国際ローミングサービス開通に関する契約を取り交わし、契約キャリア数はその後も増え続けているという。チャイナユニコムは現時点で、217カ国のキャリア364社と音声・ショートメッセージのローミングサービスを展開している。また、61カ国で3Gユーザー向け高速データローミング業務も行っている。これによって、同社3Gユーザーが海外に赴いた際、3G携帯電話で通話やショートメッセージの受信・発信ができるだけではなく、61カ国で携帯電話でインターネットにアクセスしてダウンロードやネットサーフィンをすることが可能となった。
チャイナユニコムのWCDMA業務国際ローミング料金は、2G料金とほぼ同じという。同社ユーザは、2G利用料金で、3G国際ローミングサービスを享受できる。
「人民網日本語版」2009年12月11日 |