東風ホンダ汽車有限公司がこのほど発表したところによると、同公司が生産した「CR-V」の今年の販売台数が10万台を突破することが確実になった。達成すれば、国内自動車産業のスポーツ用多目的車（SUV）市場における年間販売台数の記録を更新する。「国際金融報」が伝えた。

同公司市場部の責任者・楊新強氏によると、現在、国内のSUV市場は業界内でのシェアも小さい細分化された市場だ。他車種市場では年間販売台数10万台も珍しくないが、SUV市場でこの数字は快挙といえる。海外の成熟した自動車市場では、SUVが完成車市場に占める割合は30％に達する。現在の中国ではこの割合は7％に過ぎず、潜在的なニーズは大きい。

ここ数年来、第一期自動車購入ブームで購入された自動車の老朽化が進んだことや、その保有者の経済力が高まったことなどを受けて、よりグレードの高い車への買い換え需要や2台目需要が急速に高まり、より高レベルで多機能な都市型SUVが一番の人気車種となりつつある。

「人民網日本語版」2009年12月15日