韓国証券先物取引所の管理者が15日明らかにしたところによると、韓国では2011年に人民元先物取引がスタートする予定で、現在準備が進められているという。金融派生商品市場の多様化をはかり、取引機会を増やすのが狙いだ。「国際金融報」が伝えた。

　ある報道によると、同取引所金融派生商品市場部のジョン・ヨンジュ総裁はこのほど、韓国がすでに中国政府と人民元先物取引をめぐる了解覚書に調印したことを明らかにした。中国は管理された変動相場制（管理フロー）を採用しており、人民元建ての金融派生商品取引による資産運用には障害もあるが、韓国側は人民元を先物市場に取り入れることをすでに決定したという。

　「人民網日本語版」2009年12月16日