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中国は米国債に見切りをつけたわけではない
発信時間: 2010-02-22 | チャイナネット

外貨資産の多様化が進行中

だが、2009年において、中国人投資者による外貨資産投資の多様化は確実に進行している。張明副主任によると、中国人投資者はまず、外貨資産における米ドル資産の比率上昇率を減少させ始めている。中国の外貨準備高は2009年で4,532億米ドル増となったが、同時期における、中国の米国債保有高は280億米ドル減、米公債保有高は247億米ドル減、米社債保有高は41億米ドル減で、米国株式保有高は41億米ドル増となっている。上述の四種類の資産を合わせると、2009年において、中国人投資者は米ドル資産33億米ドルを増やしたに過ぎず,中国の外貨準備高の増加率は1%に満たない。第二に、中国人投資者が米国市場において米国以外の外国債および株式を購入していることが挙げられる。2009年、中国人投資者が米国市場で購入した外国債は103億米ドルで、外国株式は24億米ドルとなっている。

だが、このような投資の多様化の歩みは、段階を踏んだものである。英誌「フィナンシャルタイムズ」には、米グローバルインサイト社(Global Insight, Inc.)エコノミストのグレゴリー・ダーコ氏のコメントを引用し、米国資産に対する世界の需要は相対的になおも巨大なものであると報道されている。最近のギリシャ債務問題が欧州諸国における債券市場を揺るがせており、米国への投資が依然として魅力のあるものであることを意味している。

「チャイナネット」 2010年2月22日

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