南西地域で大旱魃 問われる「南水北調」の必要性

タグ: 南水北調 干ばつ

発信時間: 2010-04-02 17:17:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

中国水利水力発電科学研究院の洪水・干ばつ対策研究所の呂絹副所長は、干ばつに見舞われた地域は2005年にも深刻な干ばつが発生していると説明し、大干ばつの原因について次の2つの点を挙げる。

まず一つは、南西部の気候帯は7つと複雑で、地形の高低差も大きくて複雑、降水量も地域によって違うという点だ。もう一つはこの地域では工業と農業がともに急発展しており、使用水量は供給量を大きく上回り、水利施設の建設が経済発展のテンポに追いついていないという。そして今年は雨が少なく、ダムの貯水量も不足していたことから大きな干ばつを招いた。

呂副所長は、この地域は産業構造を調整して水利施設を増やす必要があり、今後の降水量の変化については今の段階では判断が難しいと話す。

「南水北調」は南西地域に影響を及ぼすのか

南西地域では今後も頻繁に干ばつが発生する可能性があるが、「南水北調」の西ラインのプロジェクトは本当に南西地域に影響するのだろうか。

2002年末に国務院が指示した「南水北調プロジェクト全体企画」によると、第1期は40億㎥、第2期は50億㎥、第3期は80億㎥、合わせて170億㎥の水を調達するとしている。

2005年6月には西北地域の水不足が深刻だったことから、水利部は第1期と第2期を合わせ80億㎥を調達すると通達した。

そのうち通天河からは75億~80億㎥、雅礱江からは45億~50億㎥、雅礱江と大渡河の支流から40億㎥の水を調達する160億~170億㎥で、ダム経由の流量の65%~79%が調達に当てられ、35%~30%は下流へ流される。

黄河水利委員会は、現地の生態環境から考えると水の調達量は合理的だと言う。「川全体からして、調達する水の割合はそれほど高くない。通天河から調達する水は80億㎥で、金沙江埠頭を経由する流量の14%、雅礱江からの65億㎥は11%、大渡河からの25億㎥は5%に過ぎない」

 

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