国際通貨基金(IMF)は21日、中国の今年の経済成長率は10%に達し、来年の経済成長率は9..9%になるとの予測を発表した。
IMFは同日、半年ごとに報告する『世界経済見通し』を発表し、今年の世界経済の成長率、中国、米国、ユーロ圏、日本など主要経済国の経済成長率に対する予測を出した。
中国はIMFの予測でもっとも目を引く存在となっている。報告の中で、IMFは2010年の中国のGDP成長率予測を1月時点の予測10%に据え置き、来年の成長率予測を9.7%から9.9%に上方修正した。
またIMFは、中国の拡大する国内需要は景気回復を促進しているとし、2009年の中国経済の成長率は政府が打ち立てた目標の8%を超え、政府のインフラ投資による内需けん引で、2010年と2011年の経済成長率はともに10%に迫ると予想。さらに、個人消費と投資がけん引する経済成長モデルに徐々に切り替わるとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月22日