『上海証券報』
マクロ調整策の基調は変えない 多くの政策が重なり合い刺激に
中国国務院の温家宝総理が天津を視察した際に述べた内容が市場で議論されている。「マクロ経済政策の調整に重視し、調整の相乗効果を形成し、多くの政策の重なり合いによるマイナス影響を防止し、政策力を合理的に把握する」との発言について、短期内に中国は金利デリバティブを使用しないことが暗示されていると分析された。
新政策から1カ月 一級都市の不動産価格が分化
国務院が不動産市場に対し新「国十条」を打ち出してから、17日で1カ月が経った。先週の一級都市と二級、三級都市の不動産取引状況を見ると、かつてない厳格な調整により各地の不動産市場は落ち着いてきている。しかし、価格が堅調となっている都市もある。不動産価格の今後の動きは、主に調整の実施状況によって決まることがわかる。