テリヤキチキンバーガーの怪 中国進出日系企業

タグ: 醤油  キッコーマン  上海万博 文化

発信時間: 2010-05-17 10:13:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   

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日本人にとって欠かせない調味料、世界でも英語圏でJapanese SOY sauceといわれる、濃い褐色の液体、そうです、醤油です(日本の醤油は、中国の醤油(ジャンヨウ)と醸造期間が異なるため異なるものですね。ここではとくに明言しない限り、醤油と書きまして日本の醤油を示すことにします。)さて、上海万博に出展している日本の企業の中でキッコーマンがありますが、最近、僕がよく通うフランス資本系スーパーマーケットのカルフールでも次第にキッコーマンブランドの醤油の陳列スペース割合が増えてきたような気がします(つい数年前までは購入できなかったとおもいます)。価格帯としては、競合たる他の中国醤油の3倍以上はするのですが、順調に売上をのばしているということなのでしょう。

歴史をみれば、キッコーマンが欧米諸国で市場的に成功したことは知られた事実で、またその市場開拓により他の競合企業、関連企業も参入する結果となり、欧米に醤油やTeriyaki文化=Japanese Styleのようなイメージを定着させましたね。今回の中国への挑戦はこうした、醤油文化がもともとある国への市場参入ですね、そして、もっと広く地理をとらえれば、東、東南アジア諸国料理の特徴とも言える「発酵食品文化」がある国への参入なわけです。

キッコーマン(醤油)だけではなく、日本の企業がこれまで成功してきたのが、また成長市場として参入の動機が働いたのが欧米諸国であり、これらの国々は、(醤油だけでなく)あらゆる面で文化的な差異が日本と激しくあったわけです。その中で日本が謙虚にいっても、ある程度成功した事実はあると思います。

一方で、現在新興市場、成長市場と呼ばれる中国圏を中心とした市場ですが、これは日本との文化差異において、欧米との差異よりも小さいことは明らかです。と、簡単に文化差異を語ってしまいましたが、ここに、International Business(国際ビジネス)の難しさの大きな種があることは事実です。というのも、文化差異の大きさによって、何らかの国際化のパフォーマンスが決定されることが事実だとしたら(例:文化差異が大きいほど、現地化をしたほうがよい。文化差異が小さいほど、本国親企業が精緻に在外子会社をコントロールした方がよい、など)、文化そして、文化差異の定義が非常に難しくなってきますね。

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