ケース1A:中国圏市場需要の鍵となる主要要素の一つは中国圏特有の根底的文化であり、その文化は日本特有の文化と近似している。
→日系国際的企業はこれまでの成功ノウハウを転用出来ない。
ケース1B:中国圏市場需要の鍵となる主要要素の一つは中国圏特有の根底的文化であり、その文化は日本特有の文化とかけ離れたものである。
→日系国際的企業はこれまでの成功ノウハウを転用出来る。
ケース2:中国圏市場需要の鍵となる主要要素の一つは先進国・近代化国の文化であり、中国圏各国は先進・近代化へと向かっている。
→日系国際的企業はこれまでの成功ノウハウを転用出来る。
ケース1のAかBか、はたまたケース2なのか。場合分けをした対立仮説を立てている訳ですが、どれがただしいかは、少なくとも今後10年程度もうすこし歴史的な観察とデータの蓄積が必要そうですね!
(中川幸司 アジア経営戦略研究所上席コンサルティング研究員)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月17日