▽設備環境が大幅改善
大規模な鉄道路線建設に伴い、中国の鉄道は新しい技術設備の製造・運用のピーク期を迎えることが予想される。高速動力車ユニット、高効率機関車、路線補修の大型機械といった新技術設備が、今年は集約的に生産・運用される周期を迎えたとみられる。
今年1-5月には、鉄道機関車車両の購入に207億4600万元が投入され、うち動力ユニットと高効率交流電気機関車の国産化プロジェクトおよび路線補修の大型機械の購入に182億900万元が充てられた。国産化プロジェクトでは機関車577台、動力車ユニット71組、路線補修の大型機械25台(セット)を引き渡しし、旅客専用車両554両、貨物専用車両3575両を購入した。
新しい旅客専用車両の調達や運営開始を受けて、鉄道旅客輸送のハード面の環境が大幅にグレードアップされた。2010年から12年の間に、国内で運営される動力車ユニットは800組に達し、エアコン設備を備えた旅客専用車両が全体の66%を超える見込みだ。この中には今年に入って運営テストに引き渡しされた最高時速380キロメートルの国産新世代高速列車も含まれる。(編集KS)
「人民網日本語版」2010年6月9日