清科研究センターが8日発表した最新の統計によると、5月の中国のM&A(買収・合併)市場の取引件数は前月比28.1%増の41件だった。うち金額が公表された30件の取引額は同234.6%増の総額45億9500万ドル、平均1億5300万ドルに達した。5月のM&A市場は4月よりも活況を呈し、取引額が倍増した。国際金融報が伝えた。
同センターの統計によると、5月のM&Aのうち6件は海外で取引され、金額が公表された3件の取引額は38億6900万ドル。業界別では、エネルギー・鉱物、アパレル、ITの3業界で、うちエネルギー・鉱物が3件、アパレルとITが各1件だった。このほかフランチャイズ・小売および物流・インターネットの2業界で3件の外資買収が行われた。5月のM&A市場の取引は、エネルギー・鉱物、不動産、インターネット、機械製造、バイオ技術・医療健康など15業界にわたり、取引額が最も高かったのはエネルギー・鉱物業界で、4月の取引額の91.9%に相当する42億2100万ドルにのぼった。
「人民網日本語版」2010年6月9日