中国人民銀行が8日に発表した『2009年中国地域金融運営報告』によると、2009年中国の先物市場の規模は安定的に拡大しており、商品の先物取引量は世界最大となった。
それによると、上海先物取引所、大連商品取引所、鄭州商品取引所の三取引所は2009年、全部で21.6億件の取引が行われ、契約金額は130.5兆元に上り、前年同期よりそれぞれ58.2%と81.5%の伸びとなっている。また、商品先物出来高は世界の43%を占めており、世界最大となった。
報告書はまた、2009年末、中国の商品先物取引の種類は23品目に達しており、大口商品の先物体系がほぼ形成されたとしている。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年6月9日