中国人民銀行が8日に発表した『2009年中国地域金融運営報告』では、2009年、中国の出稼ぎ労働者(「農民工」)の平均月収は1417元で、前の年より5.7%増えた。一方、住民所得には相変わらず地域差があるという。
『報告』では、2009年東部地区の都市部住民一人当たりの可処分所得は21969元でもっとも高く、中部、西部と東北部の都市部住民の一人当たりの可処分所得は東部地区の65%、64%、65%にしかない。また、都市部住民の世帯あたりの可処分収入が2万元以上の省・直轄市は前年の3都市から6都市に増えたが、いずれも東部地区に集まっているという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月9日