人民網日本株式会社は1日、日本で人民網モバイルニュース(中国語・日本語)の配信サービスをスタートした。同サービスは、日本のモバイル市場で合わせて約80%のシェアを誇る2大キャリア、NTTdocomoおよびKDDIと人民網日本株式会社との提携により実現したもの。これにより、中国の対外情報交流には新たなメディアが加わったこととなり、日本の読者も中国の情報を手軽に入手できるようになった。
日本は、モバイルメディアのスタートが世界で最も早く、モバイルメディアが最も発達した国だ。モバイルメディアは日本において情報伝達の重要手段となっている。統計によると、日本における携帯電話のユーザー登録は2010年5月現在、1億1318件にのぼっており、携帯普及率はほぼ1人1台のレベルに達している。
人民網は中国の国家重点インターネットメディアとして初めて日本でモバイルニュースを発行したメディアだ。人民網モバイルニュースの目標は、日本の読者がいつでもどこでも、気軽かつ便利に中国から届けられる情報を入手できるようにすることだ。ニュースの主な内容は、人民日報・人民網日本語版・日本版(中国語)のオリジナルニュースで、政治、経済、社会、科学、中日交流、中国投資など、様々な方面の情報を発信していく。日本の携帯ユーザーは、毎日リアルタイムで最新かつ信頼度の高いニュースを知ることができる。
人民網モバイルニュースはこのほか、サービス機能も重視しており、知りたいニュース分野や配信時間を登録すれば、指定したニュースを指定の時間に購読できるという、ニュース購読サービスも行っている。
「人民網日本語版」2010年7月1日