中国の需要が日本経済をけん引

中国の需要が日本経済をけん引。 10日に発表された税関のデータによると、上半期の中日両国の二国間貿易額は1365億5000万ドルで37%増加し、金融危機前の2008年同月の水準を上回った。中日間貿易額の増加と同時に、中国の対日貿易の輸入超過額も拡大し続け、今年上半期は263億ドルとなり、09年通年の80%に達している。

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発信時間: 2010-07-12 15:14:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国社会科学院日本研究所の張季風教授も、中国の対日貿易が輸入超過になってしばらく経つが、今年の輸入超過の急速な拡大は、主に中国経済が率先して回復し需要が高まったためだと見ている。中日間貿易において、輸入超過となっているのは主に高性能部品で、これには大量の企業内貿易も含まれる。これは日本企業の中国での投資が拡大していることと大きく関係する。

今年に入り、中国の消費市場としてのけん引力は著しく、日本企業も対中投資の規模を拡大しており、大量の高性能部品の輸出を促進した。日本の国内消費の低迷と中国消費市場の活性化より、日本企業は経営戦略を変えている。以前は多くの製品を日本に買い戻していたが、今では中国での製品加工後に中国で直接販売するのでなく、欧米や東南アジアに輸出している。張季風教授は、この動きに重視すべきだと指摘する。

中国の対日貿易の巨額の輸入超過が長期続けば、中国の貿易や中日双方の二国間貿易の健全な発展に不利となることが予想されるという。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月12日

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