上半期のエネルギー経済情勢に関する記者会見が20日に行われ、国家エネルギー局総合司の周喜安司長が記者からの質問に答えた。
国際エネルギー機関(IEA)がこのほど報告の中で、中国のエネルギー消費量を「世界最大」とした問題について、周司長は「IEAの発表したデータは信頼できない。IEAは中国のここ数年のエネルギー発展状況をあまり理解していないと思われる」と述べた。「国際金融報」が伝えた。
IEAが最近発表したデータによると、中国は09年、エネルギー消費量が石油換算で22億5200万トンに達し、米国の21億7000万トンを4%上回って世界最大のエネルギー消費国となった。
これに対し周司長は、発表されたばかりの中国エネルギー発展報告および統計局によるデータは、どちらも米国のデータと一致しないと表明した。
国家統計局が今年2月25日に発表したデータによると、中国のエネルギー消費総量は09年、標準石炭換算で31億トンとなり、前年比6.3%増だった。うち、石炭の消費量は30億2千万トン、原油の消費量は3億8千万トン、天然ガスの消費量は887億立方メートル、電力消費量は3兆6973億キロワット時だった。